診療科のご紹介
リウマチ・膠原病・アレルギー領域の疾患とは
当科はリウマチ・膠原病およびアレルギー疾患の診療を専門としています。両疾患ともに免疫という生体防御の仕組みが病気の成り立ちに関わっています。リウマチ膠原病は、関節リウマチや全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群などが代表的な疾患で、筋骨格系の症状を呈するリウマチ性疾患としての側面や、抗核抗体など自己免疫現象を認め多臓器に炎症が生じる全身性自己免疫疾患としての側面があります。アレルギー疾患は気管支喘息や花粉症、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーや薬物アレルギー、食事依存性運動誘発性アナフィラキシーなどが代表的な疾患です。
近年、これらの領域における免疫状態の理解が進み、その結果、種々の新たな治療薬が使えるようになりました。この治療の変革は関節リウマチから始まり、そして現在では他の免疫疾患にも徐々にその影響が広がっています。このようにリウマチ膠原病およびアレルギー疾患は治療における新たな局面を迎えつつあるといっても過言ではありません。
関節リウマチは、私たちの0.5~1%が罹患し、関節に腫れや疼痛を認める慢性の炎症性疾患です。疾患がコントロールできないと関節の変形や機能の障害をきたし、日常生活にも大きな影響が出ます。しかし、その診療はこの15年間をかけて大きな変化を遂げました。有効な治療薬の再発見や生物学的製剤をはじめとする分子標的薬と呼ばれる新たな治療薬の登場に伴い、多くの患者さんで、寛解や低疾患活動性と呼ばれる病勢の落ち着いた状態を目標にできるようになってきたのです。このことは、治療手段だけではなく診断や評価法も含めた診療全体に変化をもたらしました。また、これまで難病のイメージが強かった膠原病の診療においても、更に気管支喘息や花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患においても同様の変化がおきつつあります。その一方で、適切な副作用モニタリングや予防、併存症のある方の治療、妊娠や出産などライフイベントに際しての治療など、新たなそして細やかな対応が必要な場面が増えています。
外来診療のご案内
当科の外来診療は西内科外来で行われております。外来担当表は以下の通りです。
初診外来 | 再診外来 | 専門外来 | ||
月 | 午前 | 高桑由希子 | 加藤智啓 遊道和雄 |
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午後 | 鈴木真奈絵 | [妊娠合併症外来] 川上美里(2,4) 15:00~ |
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火 | 午前 | ○川畑仁人(1) 鈴木豪(2,4) △大岡正道(3,5) |
高桑由希子 川上美里 |
[小児リウマチ・移行期外来] 山﨑和子 |
午後 | 高桑由希子 遠藤信幸 |
[小児リウマチ・移行期外来] 山﨑和子 |
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水 | 午前 | 川上美里 殿岡久美子 毛利万里子 |
○川畑仁人 △永渕裕子 |
[移行期外来] ○川畑仁人 [小児リウマチ・移行期外来] 吉岡耕平 豊福悦史 |
午後 | △永渕裕子 安藤貴泰 |
[小児リウマチ・移行期外来] 吉岡耕平 豊福悦史 |
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木 | 午前 | △永渕裕子 | △大岡正道 櫻井恵一(1,3,5) 松村憲浩(2,4) |
[小児・リウマチ移行期外来] 森雅亮 |
午後 | ○川畑仁人 櫻井恵一(1,3,5) 松村憲浩(2,4) |
[再発性多発軟骨炎外来] △大岡正道(1,3,5) [妊娠合併症・強直性脊椎炎・乾癬性関節炎外来] △大岡正道(2,4) [小児・リウマチ移行期外来] (再診のみ) 森雅亮 |
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金 | 午前 | 緋田めぐみ | 鈴木翔太郎 鈴木豪 |
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午後 | 宮部斉重 殿岡久美子 |
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土 | 午前 | 鈴木豪(1,3) 殿岡久美子(1,2) 遠藤信幸(3) △永渕裕子(4) |
[小児リウマチ・移行期外来] (再診のみ) 山﨑和子(1) 森雅亮(2) 毛利万里子(3) [アレルギー遺伝性血管性浮腫 免疫不全初診外来] 遠藤信幸(1) △大岡正道(2,4) |
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午後 |
- ※〇=部長、△=副部長、[非]=非常勤
- ※都合により変更になる場合があります。
- ※午後は原則再診のみ(予約制)
- ※( )内の数字は第何週目かを示しています。
詳細な外来診療体制については以下のリンクをご参照ください。